なたね油などの植物油(灯油)を燃やして灯りをともす器のことで、器の中には灯芯を立てる工夫がなされており、江戸時代には日本全国で使われていました。
灯油で灯りをともす方法は仏教とともに日本へ伝来し、使いやすい形態の急須形「秉燭」が用いられてきました。そしてより単純・簡素化された小型の丸いころんとした“たんころ”が、和紙張りの行灯などの光源として活用されました。
・たんころの形状や表情は好きなデザインでOKです。(例:蛍の形でも、四角でも、乗り物、家、キャラクターでも良いでしょう。)
・灯油が溜まる小形のお碗と灯芯立ては必要で、たんころ材料(灯芯立てやお碗制作材料)は主催者で用意します
・粘土を指先で押したりして形づくりますが、粘土用へらなど形を整える道具があると作りやすいです。(つまようじ、竹ぐし、フォークなど)
・表面を型押しする場合などは、好きな型を持参するのも良いでしょう。
・表面に赤や青や緑の色をつけて楽しみたい時は、水性絵の具と筆を持参ください。エナメルや油性のものは扱いに注意が必要ですのでご遠慮ください。
・灯芯を付けたり調節するには、ピンセットがあると便利です。
・春に咲く菜の花の種から作った「なたね油」を用意します